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2018年2月5日

原発をなくす全国連絡会第6回総会報告

原発をなくす全国連絡会事務局

日時:2018年1月25日(木)18:30〜20:30
場所:平和と労働センター2階ホール
参加:23団体31名(来賓・特別報告者を除く)

【スケジュール】
18:30〜18:35 主催者挨拶: 蜥ャ秀一氏(原発問題住民運動全国連絡センター)
18:35〜18:45 来賓挨拶: 藤本泰成氏(さようなら原発1000万人アクション)
ミサオ・レッドウルフ氏(首都圏反原発連合)
18:45〜18:55 国会情勢報告: 藤野保史氏(日本共産党衆議院議員)
18:55〜19:15 特別報告: 斎藤冨春氏(ふくしま復興共同センター)
中村一昭氏(原発をなくす新潟県連絡会)
19:15〜19:40 運営委員会からの提案: 岸本啓介氏(全日本民医連)
  決算報告および予算の提案: 西澤淳氏(全日本民医連)
19:40〜20:20 討論: 柿沼真利氏(自由法曹団)
斉藤敏之氏(農民連)
清水瀞氏(公害地球懇)
中山歩美氏(民青同盟)
20:20〜20:25 提案内容の確認  
20:25〜20:30 閉会挨拶: 小田川義和氏(全労連)

【概要報告】
 原発をなくす全国連絡会では1月25日、御茶ノ水・平和と労働センター2階ホールにて第6回総会を開催した。当日は23団体31名の参加であった。
 本総会では、岸本啓介氏より総会方針の提案、西澤淳氏により決算報告及び予算の提案がなされ、拍手にて提案内容が確認された。続いて各団体からの討論が行われた。
 最後に3月3日から11日までを「原発ゼロ週間」として、「即時ゼロ」を訴えて列島騒然のうねりをつくりあげることを呼びかけるアピールが採択されました。
 以下に主な挨拶・発言者を掲載する。

【主な挨拶・発言者(敬称略)】
開会挨拶:蜥ャ秀一氏(原発問題住民運動全国連絡センター)
 東京電力福島第一原発事故以降、原発ゼロの国民の合意形成をお互い確認し合いながら活動してきた。先日、原自連が発表した原発ゼロ・自然エネルギー基本法案は、私たちが掲げてきた要求と一致するもので大いに歓迎できる。今国会でこの問題を真正面から取り上げられることを期待したい。
来賓挨拶@:藤本泰成氏(さようなら原発1000万人アクション)
 いまこの国は倫理なきむちゃくちゃな政治が行われている。辺野古基地建設問題、生活保護の切り捨て、年金の削減、税負担の拡大など、人々の生活が脅かされている。脱原発はそうした社会に対する基本的な抵抗の姿勢だと捉えている。これからも皆さんと共に同じ方向に向かって頑張っていきたい。

来賓挨拶A:ミサオ・レッドウルフ氏(首都圏反原発連合)
 毎週金曜日の官邸前抗議は声を上げる場所として継続していく。昨年は伊方原発運転差し止めの高裁での初勝利、今年は立憲民主党、原自連の「原発ゼロ法案」がニュースになり、年末から官邸前抗議の参加者が増えてきている。今年は脱原発のターニングポイント。明るい希望も見えてきている。皆さんと一緒に原発を止めるまで頑張っていきたい。

国会情勢報告:藤野保史氏(日本共産党衆議院議員)
 福井県高浜町音海地区では、2016年12月、自治会が「高浜原発の運転延長に反対する意見書」をまとめ、関電と県、町に意見書を提出した。こうした全国の住民運動による成果が中央にも及んできている。原自連との懇談では、原発ゼロ法案が提案され、「原発即時ゼロ」を掲げる我が党の立場とも一致していることを確認した。実現のため努力を尽くしたい。

特別報告@:斎藤冨春氏(ふくしま復興共同センター)
 東京電力福島第二原発の廃炉は県民の声。県議会では廃炉を求める意見書が4度も採択されており、8割を超える県民が廃炉を求めている。原発事故による被害救済の裁判闘争では、福島地裁にて前橋地裁に次ぐ2度目の勝訴判決が出された。生業訴訟の判決を生かし、原自連などの動きを追い風としながら、引き続き福島切り捨て政治をはね返す闘いに奮闘したい。

特別報告A:中村一昭氏(原発をなくす新潟県連絡会)
 現地柏崎刈羽の住民は多くを語らないが、「できれば動いてほしくない」という人が多数を占めている。一方、東京電力は毎日テレビコマーシャルなどを利用して県民を洗脳するかのように安全神話を振りまいている。世界最大集中立地の柏崎刈羽原発を有する新潟県民として、福島を忘れず、原発再稼働を阻止し、原発ゼロの実現に向けて今後も行動していきたい。

討論@:柿沼真利氏(自由法曹団)
 第4回原発と人権全国研究・交流集会in福島を7月28日〜29日にかけて開催をする。第4回目は哲学者の高橋哲哉氏より、国による棄民の問題を哲学的な観点からお話しいただくほか、東京新聞の山川剛史氏、弁護士の井戸謙一氏による講演を予定。3月に出されるいわき避難者訴訟などの判決内容を反映させた形で集会での議論を深める。皆さんにもぜひご参加いただきたい。

討論A:斉藤敏之氏(農民連)
 昨年4月26日には官邸前抗議行動を行った。これまで国が実施してきた農地汚染調査は、航空機によるモニタリングだけだが、これでは大まかな汚染分布しか分からず、一つ一つの田畑ごとの汚染状況をきめ細かく把握することはできていない。避難区域外の農業損害賠償の基準価格の見直しと合わせて抗議行動を継続していきたい。

討論B:清水瀞氏(公害地球懇)
 エネルギー基本計画の見直しがなされない限り、日本の温暖化対策は進まない。これではCOP21で採択されたパリ協定が実行できない。日本はますます背を向けて逆行することになる。再生可能エネルギーに全面的に転換することを政治に迫っていく運動を強めていく必要がある。

討論C:中山歩美氏(民青同盟)
 民青同盟では毎年3月11日付近でキャンドルプロジェクトを全国各地で行っており、福島へのフィールドワークにも取り組んでいる。これまで原発に関心がなかった方、普段考える機会のない方に積極的に発信する機会をつくっていることが青年の成長を支えている。少しずつ青年のなかに3.11を風化させずに自分たちの力で原発を止めようという動きが続いている。

閉会挨拶:小田川義和氏(全労連)
 福島と連帯をしながら原発ゼロをめざしていくことの重要性を確認できた総会となった。各党による原発ゼロ法案の提案があったことによって国会での様相が変わりつつある。3月の全国集会の成功を目指し、エネルギー基本計画を原発ゼロの方向に向いた基本計画に変えさせるたたかいの重要性を確認して、これからの1年ご一緒に奮闘していこう。

以 上